インプラント治療

いろいろな治療方法

  • 1回法
    前述した2回法と異なり、埋入したインプラントの頭を歯肉の上に出したまま、インプラントと骨の結合を待つ方法です。2回法で行う頭出しの手術をしなくてもいい利点がありますが、その反面、感染リスクが高まる欠点があります。当院では埋入するアゴの骨の状態が良好な場合にのみ行っています。
  • 前歯インプラント
    臼歯部インプラントは機能優先ですが、前歯部インプラントは機能だけでなく、見た目(審美性)が要求されます。よって抜歯即時埋入(抜歯と同時にインプラントを埋入する方法)や骨移植、歯肉移植など高い技術を伴う治療が必要になる場合があります。
    「当院右上1番インプラント症例」
  • 磁性アタッチメント用インプラント
    総入れ歯や多数歯欠損の方で、アゴの骨がやせてしまい、入れ歯がずれたり、落ちたりする方におすすめです。磁石の力で入れ歯を固定します。
    「当院磁性アタッチメント用インプラント症例」
  • 骨造成術
    インプラントを埋入するだけの骨がない場合に異種他家骨※1や自家骨※2を移植しインプラントを埋入できるようにします。インプラント埋入と同時に行う場合と、インプラント埋入前に行う場合があります。
    ※1 異種他家骨は牛骨由来移植材(Bio-ossやボーンジェクト)を使用しています。狂牛病やヤコブ病など異常プリオン由来の感染の危険性について安全性に問題ないとされており、厚生労働省の承認を得ています。ソケットリフト、サイナスリフトで多く使用します。
    ※2 自家骨は患者様本人の骨を意味します。当院では下顎臼歯部後方や下顎隆起、口蓋隆起部などから採取しています。インプラント手術部位以外にも手術部位が増えてしまうという欠点がありますが、未知の疾病の感染がないという面において、安全性が高い上、骨誘導能にも優れている利点があります。また、アゴの欠損が大きい方にべニア(オンレー)グラフトができる利点があります。
  • べニア(オンレー)グラフト
    自家骨を用いた骨造成術の一つで、ブロック状あるいは板状に採取した骨をインプラント部位に移植して、チタン製スクリューで固定する方法。
    「当院べニアクラフト症例」
  • ソケットリフトとサイナスリフト
    上顎臼歯部には上顎洞(副鼻腔の一つ)が存在し、骨の高さが足りない場合があります。その場合、上顎洞底部の洞粘膜(シュナイダー膜)を挙上し、挙上によってできた空隙に骨移植を行い骨造成し、インプラントが埋入できるようにします。当院では骨の高さが5〜6mm以上の場合にソケットリフト、5〜6mm未満の場合にサイナスリフトを行います。つまり、たくさんの骨移植が必要な場合にはサイナスリフトになります。
    「ソケットリフト」

    「サイナスリフト」
    「当院サイナスリフト症例エックス線写真」

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